国民義勇隊組織ニ関スル件(昭和20年3月23日 閣議決定)、国立国会図書館リサーチ・ナビ。
国民義勇隊ノ組織ニ伴ヒ大政翼賛会、翼賛壮年団及大政翼賛会ノ所属団体ノ措置ニ関スル件(昭和20年5月8日 閣議決定)、国立国会図書館リサーチ・ナビ。
佐々木陽子『総力戦と女性兵士』(株)青弓社、2001年10月19日、125-126頁。
“状勢急迫セル場合ニ応ズル国民戦闘組織ニ関スル件|昭和前半期閣議決定等収載資料及び本文”. 国立国会図書館. 2023年9月19日閲覧。
戦時下の歯科医学教育 第7編最後の教育令と学徒義勇戦闘隊の本土決戦準備
陸軍が作成したマニュアル『国民抗戦必携』の「白兵戦と格闘」の節には「銃、剣はもちろん、刀、槍、竹槍から鎌、ナタ、玄翁、出刃包丁、鳶口に至るまでこれを白兵戦闘兵器として用いる」という記述がある(NHK取材班『太平洋戦争日本の敗因6 外交なき戦争の終末』角川文庫、1995年、p174)。
1945年(昭和20年)6月19日付の朝日新聞に掲載された記事「本土決戦と国民義勇隊」では、陸軍省の中佐が義勇戦闘隊の意義について「『戦闘隊』という字に惑わされて竹槍訓練に熱をあげる傾向があるが、国民義勇隊や義勇戦闘隊は第一線で戦闘を行う組織ではない。国民にとっての戦闘とはそれぞれの職場で生産活動を行うことであり、国民義勇隊が義勇戦闘隊に移行し軍隊組織に組み込まれても生産活動を継続すべきである。国民が生産活動を放棄して武装すれば満足な決戦準備はできないのだから、戦闘訓練は敢闘精神を養う程度にとどめるべきだ」という趣旨の説明を行っている。